多忙な毎日をこなすほど、ときには都会の喧騒を離れて静かな自然のなかでのんびりと過ごしたくなるもの。「休日に夫婦でキャンプへ出かける機会も多いんですよ」、そう話す寒川夫妻もまた、休日の多くをキャンプ場や山のなかで過ごしている。夫の寒川一氏はアウトドアメーカーに務める傍ら、神奈川県の三浦半島で一日一組限定の「焚火カフェ」を主催する、アウトドアライフアドバイザー。妻のせつこさんも、キャンプ向けのレシピ提案を行う「ソトレシピ」などで活躍する料理研究家という肩書を持つ。今回、そんなアウトドアづくめの寒川夫妻の休日に密着し、大人ならではのアウトドアの過ごし方についてインタビューを実施。ドライブのパートナーにBMW X3 M40dを迎え、一路富士五湖湖畔のキャンプ場を目指す。

都心から富士五湖へのドライブを経て、「長時間のドライブでも走りが安定しているから、疲れにくいし集中できる。何よりも安心して運転を楽しめます」、そう感想を語る寒川氏。久々のドライブということで、あえて遠回りをして湖畔沿いのロケーションを堪能。勾配のあるキャンプ場への道中では、「重たい荷物が満載でも、急勾配をスムーズにパスできたのには驚きました」とも。

ふたり分のキャンプ道具が満載でもまだまだ余裕の積載スペースには自慢のアイテムの数々が。ワークショップなどを通じて焚き火の魅力を人びとへ伝えている寒川氏のサイトの主役は、もちろん焚き火台。アイテムは本人ゆかりの地である香川県・槙塚鉄工所との共作によるこだわりの一品だ。キャンプ場へ到着すると、なれた手付きで焚き火の日火を起こす。

道具へのこだわりについては、「ハイテクよりもアナログな道具の方が好き。でも、クルマに関しては正直言って、新しければ新しいほど良い。そこはウソがつけませんね」と語る。「自然と“セッション”しているようなサイトが理想」というが、その背景には夫婦ともに魅了されたというスカンジナビアの文化があるという。

「北欧には『アッレマンスレット(自然享受権)』といって、誰もが自然を自由に使える権利が与えられ、どこでキャンプをしても良いとされています。ただし、常に自己責任がついて回り、幼少期から自然との付き合い方についての教育もなされています。生活と自然の関係が、非常に密なんですよね」。仕事を通じて現地を訪れ、現地の文化に直接触れるなかで北欧の魅力に没頭していったというふたり。北欧のクルマ事情を例に、「自然環境が非常に過酷なので、北欧で暮らす多くの人が最新の機能と安全性を備えた車種を選びます。そういう意味では新型車に乗るのも、北欧流なのかもね(笑)」、そう教えてくれた。

当日のディナーは、焚き火だけで作る北欧風料理。メインディッシュはじっくりと焼き上げた丸鶏と、コリアンダーで味付けをした北欧の家庭料理・ピッティパンナをはさんでいただく、トルティーヤサンド。目玉焼きも焚き火で焼き上げた、こだわりの一品だ。デザートは、道中の道の駅で調達したジャムと果実を添えた、北欧生まれの焼き菓子・ルーロラン。食後のコーヒーは、フィルターを使わずに豆を入れて煮出したヤカンを振り回して抽出する、コカフェと呼ばれるもの。スウェーデンのダーラナ地方に伝わる、伝統的な淹れ方だという。

奥さんの絶品料理に舌鼓を打ったあとは、焚き火を前にふたりのんびりと過ごす。気がつけば、本栖湖越しに富士山が顔を出し、見事な風景を見せてくれている。自然が生み出す雄大な情景を前にBMW X3 M40dとのドライブ&キャンプを振り返り、寒川氏は次のように話す。「X3のようなクルマは、一見して私のようなアウトドアのスタイルとは真逆の立ち位置にいるように思われます。でも、新旧の魅力を自由に選択できる時代だからこそ、どちらが正解というものでもないと思う」。最新の愛車で自然のなかへ赴き、古くから変わらない考え方と道具をもって、自然と対峙する。こうした時間こそが「大人だからこそできる、最高の贅沢」と、寒川氏は話してくれた。

撮影スポット

この投稿に登場したモデル

あなたにおすすめ

MORE