瀬戸内国際芸術祭2019。それは、合計214点の作品が世界中から集まる、3年に一度行われる、現代アートの祭典である。舞台となるのは、瀬戸内海12の島と、高松・宇野の港。今回は、そのなかから瀬戸内で二番目の大きさとなる小豆島へ。旅の相棒は、電気自動車の「BMW i3」。排気ガスゼロのエコビークルと共に、自然豊かな小豆島をめぐってみた。

BMW i3は、モーターと電池で走る電気自動車。大容量バッテリーは急速充電器(CHAdeMO方式)に対応しており、約45分で充電が可能、電気モーターならではのダイナミックでスムーズなドライブができる。使用されているパーツの95%は再利用できる素材を用いており、サステイナビリティを追求した次世代型の電動コミュータである。

『太陽の贈り物』―チェ・ジョンファ(崔正化)

高松港からフェリーで約1時間。穏やかな海の旅を満喫して、小豆島の玄関口である土庄港へ上陸した。出迎えてくれたのは、銘産物のオリーブを王冠に仕立てた瀬戸内国際芸術祭の作品『太陽の贈り物』。オリーブの葉には、土庄町の小学生によるメッセージが。「イツマデモ、ウツクシイウミヲ」。それは、瀬戸内の海に対する感謝の気持ちだった。

※写真は特別な許可のもと撮影しています

小豆島といえば、オリーブ栽培が盛んである。2011年にスペインから「樹齢千年のオリーヴ大樹」が植樹され、見事に実を結んだオリーヴの大樹は、「オリーヴの森EAST」の敷地内でみることができる。その姿は生命力にあふれ、平和と繁栄の象徴を物語っている。
今回の旅の相棒であるBMW i3のレザーは、そんなオリーブ葉からの抽出液でなめされている。また、皮革本来が持つツヤと調音効果を実現するだけでなく、実の収穫後に廃棄物となるオリーブ葉を使用するため環境保護にも貢献しており、小豆島との関わりは深い。

BMW i3とともに海沿いをぬけて小豆島スカイラインへ。緑豊かなワインディングでは、モーターならではの低速トルクの加速と、アクセルオフで減速できる「ワンペダルドライブ」が実力を発揮。EVでもスポーティさを忘れないi3は、やはりBMWだと納得する。目指す四望頂展望台では、「四望」の名に恥じない大パノラマが待ち受けていた。じつはこの四望頂、ロープウェイでは到達できないドライビングスポット。静かに絶景が楽しめる穴場である。

『小豆島の恋』―ワン・ウェンチー(王文志)

瀬戸芸の第一回開催から、竹を使った巨大ドームを作り続けてきたワン・ウェンチーの新作。地元・中山の人々と共に作り上げる大作に足を踏み入れると、ダイナミックな構造に見え隠れする繊細さ、そしてドームが建てられた棚田の「水」へのリスペクトを肌で感じることができる。作品名『小豆島の恋』は、島で親しまれている歌がモチーフ。少女の恋心と島への思いを歌うメロディは、ウェンチーにとって第二の故郷となった小豆島の記憶と重なる。

右:『スター・アンガー』―ヤノベケンジ

初日の終わりは夕闇がせまる坂手港で。小豆島と怪獣をイメージしたファンタジーな壁画の前にi3を停車。もともと灯台があったという跡地には、ヤノベケンジ作の『スター・アンガー』が輝いていた。ミラーボールが回転し、その上に鎮座した龍が叫ぶ姿がライトアップされる巨大モニュメントは、港のシンボルとして親しまれる存在だ。

二日目の朝は、坂手港で充電を。小豆島は、電気自動車にフレンドリーな島。観光地や港を中心に設置されている普通・急速充電施設は無料なのだ。充電施設の場所はHPやマップで確認できるが、施設への声がけが必要なスポットもあるので、マナーを守るように心がけたい。

醤油は、オリーブと並ぶ小豆島の名産品。なかでも島最大級の醤油蔵をもつマルキン醤油は、ぜひ訪れたい人気観光スポット。国の登録有形文化財にも指定されている天然醸造蔵に圧倒されつつ、記念館を見学。まろやかなもろみの香りに包まれた後は、物産館にて造りたての醤油を購入した。みたらし団子チックな醤油ソフトクリームに舌鼓を打つ。

『国境を越えて・波』―リン・シュンロン(林舜龍)

丸くてふわふわとした巨大アートは、数千本の竹でかたちづくられた海洋生物を模している。太陽の木漏れ日できらめく胎内を抜け、回廊を進めば海辺に佇む子供がひとり。それは、前回の瀬戸内国際芸術祭に登場後、故郷に帰ったはずの子ども。海を、国境を越えた再会に心がなごむ。

左:『過去と現在の山にのぼり、銀未来の海をながめる』―鹿田義彦右:エレメント―志水児王

小豆島の中でも、観光地としてはなかなか訪れない三都半島で、魅力的な作品との出合いがあった。元はあさりの養殖場だった空間では、ガラスと水のコラボレーションにより、鮮やかな光が演出されていた。そして、古民家の一室では、ふすまと天井に瀬戸内の海岸をプリントしたという大胆な演出。流れ着いたゴミと美しい景観のコントラストは、現代社会への警鐘のように感じられた。

小豆島の自然、そして肩肘張らない現代アートと触れあう旅も終わりに近づいてきた。マップ片手に宝探し気分で島をめぐる。そんな旅のお供に、BMW i3は最高のパートナーだった。コンパクトでスポーティ、かつ快適な走りは、シーサイドから峠のワインディングまでベストマッチ。高松までのフェリーの旅を満喫しながら、小豆島を後にした。

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